Dd診断力てすと『持続する舌の発赤および疼痛』デンタルダイヤモンド 2024年4月号

Dd診断力てすと『持続する舌の発赤および疼痛』デンタルダイヤモンド 2024年4月号

仲村秀明 Hideaki NAKAMURA
松山博道 Hiromichi MATSUYAMA
中橋一裕 Kazuhiro NAKAHASHI
松阪市民病院 歯科口腔外科
〒515-8544 三重県松阪市殿町1550番地

月刊デンタルダイヤモンド誌に長年掲載され、読者の先生方に人気の「Dd診断力てすと」。
今回は2024年4月号より、「持続する舌の発赤および疼痛」についてです。

ゼネラルデンタルカタログ


図❶ 初診時の舌所見
図❶ 初診時の舌所見
患者:53歳、女性
主訴:半年ほど前から続く舌の痛み
家族歴:特記事項なし
既往歴:胃がん(胃全摘)、貧血
現病歴:初診半年ほど前より舌にピリピリした感覚が出現し、近在歯科医院を受診。含嗽剤を使用し経過観察を続けていたが、症状の改善を認めず、当科紹介受診となった。
現症:体格中等度。栄養状態良好であった。舌全体に舌乳頭の萎縮および発赤、接触痛を認めたが、あきらかなびらんや潰瘍形成などは認めなかった(図1)。口腔乾燥や味覚異常も認めなかった。しかし、1年ほど前より貧血症状を認めていた。
血液検査初見:WBC 2,900/μL↓、RBC 235×104/μL↓、Hb 9.1g/dL↓、MCV 118.5fL↑、MCH 38.6pg↑、MCHC 32.6%→、Plt 16.3×104/μL→、TP 6.3g/dL↓、Alb 3.9g/dL↓、LDH 265U/L↑、Fe 113μg/dL↑、UIBC 286μg/dL↑、VB12 50pg/mL↓、葉酸15.6ng/mL↑、Zn 56μg/dL↓。


Q 最も疑われる疾患名は?

① Plummer-Vinson症候群
② Hunter 舌炎
③ 舌痛症

④ 三叉神経痛

\こちらの回答は月刊 デンタルダイヤモンド 2024年4月号に掲載中!/

デンタルダイヤモンド 2024年4月号 表紙

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