第1回日本床矯正研究会全国大会開催される

 第1回日本床矯正研究会全国大会(会長:鈴木設矢氏、理事長:花田真也氏・福岡県開業)が、9月11日㈰、有楽町朝日ホール(東京都千代田区)において開催された。「こどもたちの笑顔を求めて〜床矯正を文化に〜」をテーマに、鈴木氏、花田氏、藤井秀紀氏(岡山県開業)、田中康雅氏(東京都開業)の4名が講演した。
 鈴木氏は、これまで自身に寄せられた床矯正治療にかかわる相談内容をもとに、数多くの症例を供覧。成長過程にある小児の歯槽骨内の変化は目視による判別が難しいため、定期的に患者の資料採得を行うことが重要であると訴えた。
 藤井氏は「One Team de 床矯正!」と題し、自院のチームビルディングについて紹介した。勤務するスタッフも藤井氏本人もいきいきと働ける環境づくりを大切にし、これを叶えるための取り組みや方針について具体的に披露した。とくに採用活動が肝心で、自院のコンセプトに合った人材を確保するには、院長自らが応募者に時間をかけて説明し、採用する側もされる側も自分に合っているのかを見極められるプレゼンテーションを行うように心がけていると強調した。
 最後に、田中氏は「子どもが集まる床矯正」と題して、自院における増患の背景を解説。自費治療である床矯正を小児期に行うメリットを保護者に理解してもらえれば、そのときに治療へ進まなくとも信頼を獲得でき、口コミによって次の患者の来院に繫がると語った。

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