日本医用歯科機器学会第32回研究発表大会開催される

 8月6日㈯、日本医用歯科機器学会第32回研究発表大会(大会長:山中通三氏・吉田製作所代表取締役社長)が、「あれば便利な歯科器材」をテーマにWeb開催された。

特別講演

 特別講演では、豊山洋輔氏(神奈川県開業)が登壇。近年、海外のデンタルショーなどでは安価な中国製ユニットが多く見られるようになったが、日本では医療機器の認証がないことやメンテナンスなどを勘案すると、まだ現実的な選択肢とは言いがたいと述べた。
 また、自身が開発にかかわったコンポジットレジンやユニットが上市されるまでの経緯などを語ったうえで、日常臨床のなかで生まれたアイデアを積極的にメーカーに提案し、歯科製品の進歩に結びつけてほしいと述べた。

シンポジウム「より患者様のために、より人間工学的に、新たな課題に対応する器材開発解説」

 シンポジウム「より患者様のために、より人間工学的に、新たな課題に対応する器材開発解説」では、豊山氏が監修した『誌上デンタルショー 使ってみたい歯科のベストアイテム2022』(小社刊)に収録された製品のなかから、ネクストビジョン(ヨシダ)、オムニバイト(オムニコ)、ルートZX3(モリタ)、メディカルライトエアー(東京技研)、ハーモニー エルゴノミック スケーラー(ヒューフレディ・ジャパン)を紹介。開発担当者らが、それぞれの製品の特徴や開発の経緯などを解説した。
 その後の総合討論では、コロナ禍で製品を手に取る機会が減っていたため、よい機会となったなどの声があがった。
 

デンタルダイヤモンド 2022年10月号
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