5月31日(土)、6月1日(日)、京都市勧業館みやこめっせ(京都府京都市)において、Women Dentists Club (WDC) 総会2025 in Kyotoが開催された(参加者:121名)。
初日は、坂本紗有見氏(東京都開業)、宗行 彩氏(宗行第二歯科医院)、別府優子氏(福岡県開業)、泥屋優佳氏(ひじや歯科医院)による4題の会員発表が行われた。なかでも宗行氏は、「薬剤関連顎骨壊死MRONJムネユキペーパー 2025」と題して、日本口腔外科学会による顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2023を臨床家目線で簡潔に解説した。
2日目は、中田光太郎氏(京都府開業)と瀧野裕行氏(京都府開業)を招いた特別講演が行われた。中田氏は「The Dental Esthetics」と題し、基礎手技から歯科医師としての在り方、医院の作り方まで、余すことなく紹介。マイクロスコープによって撮影された豊富な症例動画を供覧しながら、審美歯科治療における長期予後達成のための根面被覆術の勘どころなどを解説した。
瀧野氏は「生まれ変わっても歯科医師になりたい」と題し、結合組織移植に取り組むうえでの注意点やテクニック、インプラント周囲における軟組織マネジメントなどの豊富なトピックスを、論文に基づくエビデンスと動画による臨床実感を交えて実践的に解説した。
両講演後には「しくじりから学ぶ成功への道しるべ」と題したディスカッション企画が催され、盛会裏に閉幕した。
WDC総会2025 in Kyoto開催される【月刊デンタルダイヤモンド 2025年7月号掲載】
