藥師寺 孝1) Takashi YAKUSHIJI
山田健太郎2) Kentaro YAMADA
1)独立行政法人国立病院機構 高崎総合医療センター 歯科口腔外科
2)東京都・リッツ歯科・口腔クリニック


図❶ 初診時の口腔内写真。左側舌縁部に拇指頭大の無痛性腫瘤を認めた(矢印)
図❷ 初診時のMR画像。左側舌縁部に15×11mm大の結節性病変を認め、T1強調画像で筋と同等の信号強度(矢印)であった。T2強調画像では、周囲に低信号域を伴う高信号領域(矢印)を認めた
患者:67歳、女性
主訴:左側舌縁部にしこりがある
既往歴:高血圧症、糖尿病。糖尿病については、近医内科で内服加療していたが、数ヵ月前より自己判断により内服を中止していた。
現病歴:舌の違和感を主訴に近歯科医院を受診したところ、左側舌縁部に腫瘤病変を触知したため、精査加療目的に当科紹介となった。
現症:
全身所見:体格中等度、栄養状態良好。
口腔外所見:顔貌左右対称、顎下および頸部リンパ節の腫大は認められなかった。
口腔内所見:左側舌縁部に拇指頭大、弾性やや硬、表面健常色の腫瘤を触知した(図❶)。腫瘤は圧痛がなく、可動性を認め、波動は触知されなかった。その他、舌を含めた口腔粘膜に器質的疾患は認めなかった。
画像所見:
MR画像:左側舌縁部に15×11mm大の結節性病変を認め、T1強調画像で筋と同等の信号強度、T2強調画像で周囲に低信号域を伴う高信号領域を認めた(図❷)。
臨床検査所見:白血球数6,000/μL、赤血球数415×104/μL、Hb13.3g/dL、血小板数18.7×104/μL、血糖値351mg/dL、HbA1c11.1g/dL、CRP 0.4mg/dL、クレアチニン 0.65mg/dL、血清尿素窒素 20.7mg/dLで、糖尿病のコントロール状態は不良であった。
主訴:左側舌縁部にしこりがある
既往歴:高血圧症、糖尿病。糖尿病については、近医内科で内服加療していたが、数ヵ月前より自己判断により内服を中止していた。
現病歴:舌の違和感を主訴に近歯科医院を受診したところ、左側舌縁部に腫瘤病変を触知したため、精査加療目的に当科紹介となった。
現症:
全身所見:体格中等度、栄養状態良好。
口腔外所見:顔貌左右対称、顎下および頸部リンパ節の腫大は認められなかった。
口腔内所見:左側舌縁部に拇指頭大、弾性やや硬、表面健常色の腫瘤を触知した(図❶)。腫瘤は圧痛がなく、可動性を認め、波動は触知されなかった。その他、舌を含めた口腔粘膜に器質的疾患は認めなかった。
画像所見:
MR画像:左側舌縁部に15×11mm大の結節性病変を認め、T1強調画像で筋と同等の信号強度、T2強調画像で周囲に低信号域を伴う高信号領域を認めた(図❷)。
臨床検査所見:白血球数6,000/μL、赤血球数415×104/μL、Hb13.3g/dL、血小板数18.7×104/μL、血糖値351mg/dL、HbA1c11.1g/dL、CRP 0.4mg/dL、クレアチニン 0.65mg/dL、血清尿素窒素 20.7mg/dLで、糖尿病のコントロール状態は不良であった。
Q 最も疑われる疾患名は?
![歯科医療従事者のための専門メディア : Dental Diamond[デンタルダイヤモンド]](https://dental-diamond.jp/pages/wp-content/uploads/2022/05/cropped-名称未設定d.png)





















① 膿瘍
② 脂肪腫
③ 神経鞘腫
④ 類皮嚢胞