11月2日(日)、3日(月)、一橋大学一橋講堂(東京都千代田区) において、Health Care Meeting2025(主催:日本ヘルスケア歯科学会;高橋 啓代表・愛媛県開業)が開催された。メインテーマを「語り合う 歯周基本治療の実践─ひとをみるヘルスケア診療」、サブテーマを「あっちもこっちもヘルスケア」とし、前回大会で中心に語られた口腔内規格写真の撮り方、SRPのテクニックなどではなく、“人・口・歯の見方、診療への活かし方”について、各種プログラムが組まれた。
初日は千草隆治氏(福岡県開業)の基調講演の後、飯田太一氏(福岡県開業)、丸山修平氏(埼玉県開業)、中本知之氏(兵庫県開業)、古市貴暢氏(香川県開業)の4名が発表を行った。なかでも、「丸山歯科での歯周治療の取り組みの軌跡─患者さんとの関わりから学べたこと─」を演題に登壇した丸山氏は、父親が経営する歯科医院でヘルスケア診療を浸透させるために行った取り組みを紹介した。
各発表後の総括/ディスカッションでは、聴講者から寄せられた質問に演者らが答え、診療や院内教育の工夫など、よりよいヘルスケア診療について議論される様子が見られた。
2日目はAIを利用した論文検索・解読とそれを活用した歯周治療や妊娠期から始める赤ちゃん歯科の取り組みなど、ヘルスケア診療を支える診療の工夫についての講演が行われた。
また、藤木省三氏を偲ぶ会も開かれ、多くの来場者が献花に訪れた。

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