10月8日(水)、9日(木)、有楽町朝日ホール(東京都千代田区)において、第23回日本口腔筋機能療法(MFT)学会学術大会(大会長:石野由美子氏・二子玉川ガーデン矯正歯科)が、「MFTの成功を目指して」をテーマに開催された(参加者:671名)。
歯科衛生士が初めて大会長を務めた学術大会となり、各種講演をはじめ、RTD(ラウンドテーブルディスカッション)、昨年からスタートしたMFTフリーディスカッションなど、多彩なプログラムが組まれた。
シンポジウムは、「MFT臨床における歯科医師と歯科衛生士の連携」をテーマに2つの講演が行われた。福増栄里子氏(埼玉県開業)と歯科衛生士の井上恵理子氏が登壇。MFTを実施するうえで重要視しているMFTの目的や必要性の判断、モチベーション維持の工夫などを解説。とくに、実現可能なゴール設定のための患者評価方法や、MFTがうまく進まなくなった際の問題点の洗い出しなど、MFTを成功させるための取り組みを紹介した。
次に、坂本紗有見氏(東京都開業)と歯科衛生士の寺田典絵氏が登壇。歯科医師と歯科衛生士の連携はMFTの成功の秘訣であるとし、5W1Hをキーワードに情報共有のポイントを解説。必要に応じていつでもスタッフ同士が連携できる体制が必要であるとし、患者資料の管理、電子カルテの活用など具体的な取り組みを紹介。スムーズな連携には、院内のコミュニケーションが重要であると述べた。

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