和久井崇大 Takahiro WAKUI 川又 均 Hitoshi KAWAMATA
〒321-0293 栃木県下都賀郡壬生町北小林880
獨協医科大学医学部 口腔外科学講座

図❶ 初診時の口腔内写真

図❷ 初診時のパノラマX線写真
患者:86歳、男性
主訴:左側上顎歯肉の接触痛
既往歴:3ヵ月前より左側上顎歯肉部の接触痛を自覚、疼痛のため部分床義歯が装着できなくなり近在歯科を受診した。左側上顎臼歯部義歯床下歯槽頂粘膜に発赤と接触痛を認めたため、ステロイド軟膏を処方し約1ヵ月間経過観察を行ったが、改善が得られないとのことで当科紹介となった。
内服薬:アロプリノール、メマンチン塩酸塩、トコフェロールニコチン酸エステル、アンブロキソール、カルボシステイン、オロパタジン、シロドシン
現病:体格中等度、栄養状態は良好。顔貌は左右対称、頸部リンパ節腫脹は認めなかった。口腔内所見として、左側上顎臼歯部歯槽頂に20×18mm大の境界明瞭でやや陥凹した紅斑を認め、軽度の接触痛を伴っていた(図❶)。
臨床検査所見:血液検査所見は、赤血球数 431万/μL、白血球数 4,500/μL、血小板数 13.3万/μL、抗BP180抗体陰性、抗デスモグレイン1、3抗体陰性 SCC 1.7ng/dLであった。
パノラマX線写真では全顎的に水平性の骨吸収を認め、左側上顎臼歯部は顎堤の吸収が著明であったが骨破壊像はあきらかではなかった(図❷)。
主訴:左側上顎歯肉の接触痛
既往歴:3ヵ月前より左側上顎歯肉部の接触痛を自覚、疼痛のため部分床義歯が装着できなくなり近在歯科を受診した。左側上顎臼歯部義歯床下歯槽頂粘膜に発赤と接触痛を認めたため、ステロイド軟膏を処方し約1ヵ月間経過観察を行ったが、改善が得られないとのことで当科紹介となった。
内服薬:アロプリノール、メマンチン塩酸塩、トコフェロールニコチン酸エステル、アンブロキソール、カルボシステイン、オロパタジン、シロドシン
現病:体格中等度、栄養状態は良好。顔貌は左右対称、頸部リンパ節腫脹は認めなかった。口腔内所見として、左側上顎臼歯部歯槽頂に20×18mm大の境界明瞭でやや陥凹した紅斑を認め、軽度の接触痛を伴っていた(図❶)。
臨床検査所見:血液検査所見は、赤血球数 431万/μL、白血球数 4,500/μL、血小板数 13.3万/μL、抗BP180抗体陰性、抗デスモグレイン1、3抗体陰性 SCC 1.7ng/dLであった。
パノラマX線写真では全顎的に水平性の骨吸収を認め、左側上顎臼歯部は顎堤の吸収が著明であったが骨破壊像はあきらかではなかった(図❷)。
Q 最も疑われる疾患名は?
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① 歯肉癌
② 扁平苔癬
③ 口腔カンジダ症
④ 類天疱瘡