DHstyle 2019年4月号 特集2
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科衛生士がProphyだけのアポイントを取ることができます。この際、前回行った治療に対する再評価を行うことが必要です。アセスメントをもとに行った歯科衛生診断、計画立案、Prophyと、患者に合わせた口腔衛生指導の実施などが、結果として患者の問題解決に繫がっているかを再評価します。また、新たに問題が発生した場合は、再び歯科衛生診断を行って計画立案し、患者に適した治療を実施します。歯科衛生士業務はつねにこの繰り返しだと思います。 また、Prophyにはポリッシングも含まれています。最近ではPolishing Paste(研磨剤)の種類もさまざまです(図6)。1.23%のフッ素を含むもの、粒子の大小、キシリトール入りやグルテンフリーのもの、知覚過敏の患者に適したもの、そしてテイストもミントやチェリー、バブルガムなど、豊富な種類が揃っています。患者によって使い分けることが理想です。SRPのポイント SRPでは、健康な根面組織を除去しすぎないように注意する必要があるため、できるだ図❺ American Dental Association(ADA)によるDecision Tree。Dから始まる番号はADAの診療基準の番号である過剰な歯垢、歯石が正確な口腔評価の妨げになっている?現時点では局所的な炎症が認められるD0120D0150D0180ProphylaxisD1110-D1120Scaling in the presence of...D4346中度から重度の歯肉炎に罹患しており、アタッチメントロスや骨吸収は認められないデブライドメント評価と治療計画SRPD4341-D4342歯周病に罹患しており骨吸収もアタッチメントロスも認められるYesNoAfter adequate healingoror図❹ デンタルX線写真(口腔内全体)図❸ デンタルX線写真(咬翼法)72DHstyle 2019 04
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