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2016年11月号 頬部の腫脹
小笠原健文
Takefumi OGASAWARA
町田市民病院 歯科・歯科口腔外科
〒194-0023 東京都町田市旭町2-15-41
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図1 初診時の口腔内写真。耳下腺圧迫により無色透明、ゼリー状の排出物を認めた
図1 初診時の口腔内写真。耳下腺圧迫により無色透明、ゼリー状の排出物を認めた
図2 初診時のCT写真。導管の拡張を認めた(矢印)
図2 初診時のCT写真。
導管の拡張を認めた(矢印)
図3 初診時の左側耳下腺造影X線写真。導管の拡張を認めた(矢印)
図3 初診時の左側耳下腺造影X線写真。
導管の拡張を認めた(矢印)

患者: 50歳、女性
主訴: 左側頬部の腫脹
既往歴: 特記事項なし
家族歴: 特記事項なし
現病歴: 約1ヵ月前に食事中に左側頬部の腫脹を自覚したが、腫脹は軽減したためそのまま放置した。1週間後に再度腫脹を自覚、その後、食事ごとに腫脹を繰り返したため歯科医院を受診、当科を紹介され来院。
現症: 体格中等度、栄養状態は良好であった。
口腔外所見; 左側頬部にび漫性の腫脹を認めたが、圧痛はなかった。
口腔内所見; 左側耳下腺部の圧迫にて耳下腺開口部から無色透明なゼリー状物質の排出を認め(図1)、その内部には白色の物質を認めた。
血液検査: 白血球数4.4×103/μL、好酸球0.9%、CRP0.05mg/dL、IgE66IU/μL、血清アミラーゼ63IU/Lで、抗SS-A抗体、抗SS-B抗体など、自己抗体はすべて基準値内であった。RAST法ではスギ強陽性、ヒノキに陽性であった。
画像検査: CTでは唾石や腫瘍を疑う所見はみられないが、Stenon管の拡張を認めた(図2)。また、左側耳下腺造影X線では耳下腺の破壊や造影剤の漏出像はなかったが、Stenon管の拡張を認めた(図3)。
排出物の塗抹検査所見: 多数の好酸球の集簇が認められた。
最も疑われる疾患名は?
  1.線維素性唾液管炎
  2.流行性耳下腺炎
  3.Wartin腫瘍
  4.耳下腺導管炎
ANSWER
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